Column

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芳士戸 淳

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July 13, 2025

経営コンサルタントという生き様――論理と思考で世界を動かすセルフトレーニング術

経営コンサルタントは“職種”ではなく“生き様”——。 20年の現場経験をもとに、論理的思考を武器にしながらも感情・文化・組織政治まで読み解くためのセルフトレーニングを紹介。 集中力・メンタル管理・遊び心…コンサル以外の職業でも即戦力となる思考法を、ユーモアたっぷりに解説します。

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0. アイスブレーク:もしシャーロック・ホームズがコンサルだったら?

彼は事件解決のためにロンドンの新聞、化学実験、クラブでの世間話まで網羅します。

――実はこれ、私たち経営コンサルタントの“平常運転”でもあるのです。

1. コンサルタントは職種ではなく生き様

名刺に書かれていようがいまいが、多角的に観測し、Why? と So what? を何十回もループさせる

それが染みついた時点であなたはコンサルタント。報酬や肩書きは後から追いかけてきます。

2. Why? / So what? を高速回転させる頭のジム

  • Why? = 原因・構造を抉り出すメス
  • So what? = その洞察に価値があるかを測る天秤

この2語を1セットに、ニュース記事1本につき最低3ラウンド。

慣れればエスカレーターの片道でも回せるようになります。

3. 論理を突き詰めると人格が整うワケ

ロジックは冷酷? いいえ、感情の粗ノイズを削り、正しく怒り、正しく笑うための装置です。

ビジネスの修羅場でパフォーマンスを最高潮に保つ“内部ダッシュボード”を自分に実装しましょう。

4. 「論理=相手がうなずくかどうか」という現実

文化的背景、組織力学、上司のその日の機嫌——すべてが“うん”の判定基準。

ゆえに論理力は形而上学だけでなく、人間心理・感情・政治の総合格闘技になります。

5. インプット偏差値を底上げするカルチャー浴

テレビドラマ、小説、Netflix…「忙しいから」と切り捨てるのは損。

大衆の“思考OS”をアップデートし続けることで、提案の刺さり方が桁違いに変わります。

6. 集中力とメンタルのメンテナンス

  • 瞑想5分+腹式呼吸10回=脳のキャッシュクリア
  • 2〜3時間ノンストップで没頭する“ディープ作業”を週4回
  • YouTubeショートは週末にまとめて視聴(デザート化)

このルーティンだけで思考のトップスピードが平均20%向上しました。(当社比)

7. 「アソビ」こそ最強の思考ストレッチ

ボードゲーム、即興劇、サバゲー…

ルールを読み解き瞬時に戦略を立てる行為は、実は提案書づくりと同じ筋肉を使います。

8. コンサルのスキルセットは他職種でも無双する

実例:弊社卒業生Aさんはプログラマーに転身し、

システム要件定義でWhy?/So what? を回しまくった結果、

リリース3か月で月間ユーザー数10倍を達成。

9. 仲間と修羅場が“臨界点”を突破させる

厳しい先輩、同じ志の仲間、締切前夜のカオス——

この三種の神器が揃うと、思考力→現実に与えるパワーが

指数関数的にブレイクします。

10. 私が共感する“思考の同志”たち

ボードゲームのプロ、研究者、アスリート、酒場の話し上手なナイスシニア、そして伸び盛りの子どもたち。

彼らは皆、考え実践する歓びを知っています。

11. まとめ:あなたの“生き様”をデザインしよう

① Why?/So what? を日常に埋め込む

② 感情・文化・政治を含む総合的論理へ

③ 集中・メンタル・アソビで身体性を伴わせる

この3ステップを続ければ、肩書きに関係なく

“経営コンサルタント的生き様”があなたの武器になります。

さあ、次の会議室(あるいは遊び場)で、世界を1ミリ動かしてみましょう。

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芳士戸 淳
CEO | CTO

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