IT上流工程 ≠ ITコンサルティング

コンサルティング業界にはシステムエンジニアの方がステップアップとして転職を希望されるケースが多く存在しますが、そもそもコンサルティングをステップアップとして捉えること自体が認識違いです。(多少の業界分析をしてエントリーしてほしいと切に願う)


システムエンジニアとコンサルタントは本来的に役割の領分が違うのです。ミシュランレストランで例えれば、クライアントはオーナー、本来的な意味でのコンサルタントは支配人、狭義のITコンサルタントはシェフ、システムエンジニアは料理人と言えます。

オーナーはお客様に対する最終責任者として店舗運営の責を負っています。一方で支配人はオーナーの補佐や、店舗運営の具体的な支援、什器の選定、ブランディング、そればかりでなくお客様ごとの料理の温度や味付けの調整指示、ワインのマリアージュなどを行います。シェフや料理人はいわずもがなですね。


このうちどれが欠けてもよいお店にならないことは誰しもがわかっていることですし、誰が上で誰が下でということもあんまりないですね。(キムタクの某ミシュラン目指すレストランのドラマでも各役割全員カッコいいですよね)


そして各役割でアスピレーションも異なります。最終的にお客様のためにという考えは共通でしょうが、オーナーは世に自分のサービスの価値を提供することに熱意を燃やし、支配人は俯瞰的な視点で完璧なサービスを追い求め、シェフは完璧なサービスの根幹である最高の料理を提供することにとことんこだわります。


故にシステムエンジニアの延長線に狭義のITコンサルタントはあり得るのですが、本来的なコンサルタントとはほとんど連続性がありません。そして今や狭義のITコンサルタントを売りにしている大手コンサルティング企業はほぼありません。が、しかしエントリー